最近のゲームは、単なる遊びとしてのゲームだけでなく、プログラミング学習もできるゲームが増えているのをご存知ですか?
「本当にゲームをしていて勉強になるのか」と疑問に思っている中学生の親御さんも多いのではないかと思います。
ここでは、実際にNintendo Switchのゲームでプログラミングスキルが身につくのか解説し、中学生におすすめのSwitchゲームを紹介していきます。
Switchのゲームでもプログラミングを学ぶことはできる!
Nintendo Switchのゲームには、本当にプログラミングスキルを身につけられるゲームもあります。
習得することが難しいプログラミングも、Switchのゲームとして遊びながら学習できてしまうゲームソフトがいくつも発売されています。
そこで、ここでは中学生がプログラミング学習するのにおすすめの代表的なゲームを紹介していきます。
・ゲームなのにプログラミング学習が本当にできるの?
・プログラミング学習ができるソフトはどのような種類があるの?
・プログラミングスクールに行かなくても大丈夫?
上記のように悩んでいる中学生のお子さんをもつ親御さんはぜひお読みください。
中学生におすすめ!プログラミングが学べるswitchのソフト4選
ここでは実際に中学生におすすめのプログラミング学習ができる代表的な4つのゲームを紹介していきます。
ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
ゲーム名 | ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング |
---|---|
URL | https://www.nintendo.co.jp/switch/awuxa/index.html |
発売日 | 2021年6月11日 |
パッケージ価格 | 3,480円(税込) |
ダウンロード価格 | 2,980円(税込) |
対象年齢 | 全年齢対象 |
対応人数 | 1人 |
体験版 | あり |
「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」は任天堂の開発室から生まれたプログラミング学習ソフトです。
プログラミングコードを入力してプログラムを作るのではなく、プログラミングの特徴をもつ「ノードン」をつなげていく一種のビジュアルプログラミングでプログラミングの考え方や基礎知識を学ぶことができます。
レッスンに沿ってゲームが完成する「ナビレッスン」と、自由にプログラミングできる「フリープログラミング」があります。
ゲームのジャンルや難易度は自分で選べ、プログラミングの基本的な考え方や手順を楽しく学ぶことができるゲームです。
ナビレッスンの特徴
まるでプログラミングスクールで教えてもらうように、ゲーム内でプログラミングを教えてもらうことができます。
ゲームステージをクリアしていくように、プログラミング学習のステップを進めていきます。
楽しみながら少しずつプログラミングを学習できるのでおすすめです。
わかりにくかった部分は「ノードンガイド」でさらに詳しく学習して、疑問を解決することができます。
さらに、学んだ内容をきちんと理解できているかを「チェックポイント」というパズルを解いてプログラミング力を確認して定着させることができます。
フリープログラミングの特徴
ナビつきモードで学んだ知識を使って、自分だけのゲームプログラミングに挑戦するコースです。
自分で描いたキャラクターをゲーム内に配置したり、背景も自分の絵を使うこともできます。
タッチ操作で遊ぶモグラ叩きゲームや、本格シューティングゲームなど、自由な発想でオリジナルゲームをプログラミングできてしまうのがフリープログラミングの特徴です。
一般的なプログラミングスクールでも同様に、スモールステップで少しずつプログラミングの基礎を定着させていきます。
基礎が固まったところで、自分オリジナルのプログラムを組むようにステップアップします。
「ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング」でも同じようなカリキュラムで学んでいくので安心してプログラミングを学ぶことができるでしょう。
Switchでプログラミング学習をしたい中学生におすすめです。
セブン・ビリオン・ヒューマンズ
ゲーム名 | セブン・ビリオン・ヒューマンズ |
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URL | https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000014082.html |
発売日 | 2018年10月25日 |
パッケージ価格 | – |
ダウンロード価格 | 1,500円(税込) |
対象年齢 | 全年齢対象 |
対応人数 | 1人 |
体験版 | – |
「セブン・ビリオン・ヒューマンズ」は海外で高く評価されているプログラミング学習ゲームです。
ゲーム内で上司から指示された課題をクリアするために、プログラミングを使って社員に指示を出していきます。
実際に、プログラムコードを打ち込むのではなく、社員への指示書コマンドを並べてプログラムしていくので、これからプログラミングを勉強しようとしている中学生にもおすすめのゲームです。
指示を出す社員は1人だけではなく、何人も同時に動かします。
そのため、複数の社員のプログラムも同時に考える必要があり、プログラム全体を把握する能力も自然と高められます。
各ステージでは「行数目標」と「スピード目標」というものがあります。
「行数目標」はプログラムの行数をできるだけ少なくするという目標で、「スピード目標」はプログラム実行から完了までの時間をできるだけ短くさせるという目標です。
実際のプログラマーとして働く場合も、プログラムデータのサイズを軽減させたり、処理の高速化も大切なスキルです。
「セブン・ビリオン・ヒューマンズ」は、プログラミングの基礎だけでなくプログラマーのセンスも磨くことができるおすすめのゲームです。
Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズ
ゲーム名 | Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズ |
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URL | https://www.nintendo.co.jp/labo/index.html |
発売日 | 2018年4月20日〜キットの種類による |
パッケージ価格 | – |
ダウンロード価格 | 7,678円(税込)〜キットの種類による |
対象年齢 | 全年齢対象 |
対応人数 | 1〜2人 |
体験版 | – |
「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズ」は、ゲーム内だけでなくダンボール製のキットと連動させて立体的な作品も作ることができます。
ピアノや釣り、バイクやロボットなどを自分でプログラミングして遊ぶことができるのが特徴です。
ゲームの画面を見ながらキットを組み立てますが、すでにここからプログラミング学習が始まっています。
たとえば、ピアノのキットの場合、Switchのコントローラーもダンボール製のピアノの中に組み込みます。
コントローラーに内蔵された赤外線カメラが鍵盤の動きを感知してピアノの音を奏でる仕組みになっているのです。
「どうして音がなるのか」を、ゲーム画面でわかりやすく解説してくれています。
そしてもちろん、音がなる仕組みをプログラミングして、その動作確認を自分で作ったダンボールキットを使って確かめていきます。
エラーが出たら自力で直して、見事完成したときの達成感はきっと大きなものでしょう。
さらに、キットを使って応用し、自分だけのあそびを発明することもできるのも「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズ」の特徴です。
プログラミング自体も、コードを打ち込むのではなく、ブロック同士をつなげてプログラムしていきます。
単純な仕組みですが、組み合わせ次第でさまざまな動作をするのでプログラミングの基礎知識だけでなく、応用力も身につきます。
「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズ」は、ゲーム内のプログラミングだけでなく、ロボット工作などを作りながらプログラミングしたい中学生におすすめのプログラミング学習ゲームです。
プチコン4 SmileBASIC
ゲーム名 | プチコン4 SmileBASIC |
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URL | https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000010547.html |
発売日 | 2019年7月18日 |
パッケージ価格 | – |
ダウンロード価格 | 2,500円(税込) |
対象年齢 | 全年齢対象 |
対応人数 | 1〜4人 |
体験版 | あり |
「プチコン4 SmileBASIC」はプログラム言語「BASIC(ベーシック)」をもとにした「Smile Basic」を使ってゲームなどを作成するプログラミング学習ゲームです。
Switchのゲームでプログラミング学習をしようとすると、だいたいはゲームオリジナルのブロックプログラミングなどが多いのが現状です。
プログラム言語自体を学ぶというより、プログラムの基礎や考え方を学ぶようなものになります。
しかし、「プチコン4 SmileBASIC」は、一般的にも普及しているプログラム言語をもとにしているので、Switchのゲームで基礎を学んだら、スムーズに本格的なプログラミングにステップアップすることができるのが大きな特徴です。
他のゲームと違い、ブロックをつなぎ合わせるような方法ではなく、コードを打ち込みながらプログラムを組んでいきます。
そのため、難しそうに感じますが、ゲーム用になっているので安心して本格的なプログラミングを学ぶことができます。
プログラミング学習に最適なSmileBASIC
そもそも「BASIC(ベーシック)」は、学習用の初心者向けプログラミング言語として1970年代に普及していました。
歴史のある「BASIC(ベーシック)」のわかりやすさはそのままに、現代のプログラミングスキルを学べるようにリニューアルされたものが「SmileBASIC」です。
初心者ガイドや動画を見ながらプログラムを作っていけば、初心者でも1日でかんたんなシューティングゲームを作ることができてしまいます。
「プチコン4 SmileBASIC」では、作った作品を誰でも公開でき、その公開された作品のプログラムの中身を自由に見ることもできます。
そのため、お気に入りのプログラムを見ながら一部を改造してアレンジしてみるということもできるので、応用力も身につけることもできます。
最終的には本格的なプログラミングを学習したい中学生におすすめのSwitchゲームです。
ゲームを通してプログラミングに慣れよう
今回紹介した、「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」や「セブン・ビリオン・ヒューマンズ」、「Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズ」などのゲームでまずはプログラミングに触れて基礎を学習し、「プチコン4 SmileBASIC」で本格的なプログラミングを学習することができます。
Switchを使えば、ゲームのように楽しみながらプログラミングの考え方や基本的なスキルを身につけることができるので、苦手意識を持ってしまう中学生にもおすすめの学習方法です。
また、子ども専用のパソコンなどを買わなくても、Switchがあればプログラミングの学習ができてしまうので、その点でも安心できるでしょう。
普段からゲームに慣れている子どもにとっては、パソコンよりもSwitchからの方がプログラミングに取り掛かりやすいです。
プログラミングスクールに通うか迷っている方は、まずはゲームを通してプログラミングに慣れ親しむことから始めることをおすすめします。ゲームであっても、プログラミングに必要なスキルを学ぶことができます。
しかしSwitchのゲームでプログラミングを学ぶのには限界があります。専門的な知識を持った先生から直接学ぶことができないためです。ゲームである程度プログラミングについて慣れたら、実際にプログラミングスクールに通ってみることをおすすめします!
より専門的な知識を得ることができたり、大学入試共通テストを見据えたスキルを身につけることができます。